BCP対策のバックアップ

目次

BCP(事業継続計画)を効果的に運用する上で、バックアップは欠かせない要素です。データ損失やシステム障害に備えた適切な対策を講じることで、事業の継続性を確保できます。ここでは、BCP対策に不可欠なバックアップの重要性や手順について、ご紹介いたします。

バックアップがなぜBCP対策に重要か

BCP対策の中でバックアップが重要視されるのは、災害やシステム障害、サイバー攻撃など、さまざまなリスクに対処するためです。現代のビジネスは、ITシステムやデジタルデータに大きく依存しています。そのため、これらのデータが失われると、業務の停止や信用の損失といった重大な影響を及ぼします。

バックアップは、こうしたリスクからデータを守り、迅速な復旧を可能にします。例えば、災害や障害発生時には重要なデータを迅速に復元できるほか、データ復旧によって業務停止期間を短縮し、顧客への影響を最小限に抑えられるでしょう。このような理由から、バックアップは単なるIT対策ではなく、BCP全体の中核的な要素と位置づけられます。

BCP対策のバックアップ手順

BCP対策としてのバックアップには、計画的かつ継続的な取り組みが必要です。手順は以下のとおりです。

まず、どのデータやシステムが事業継続に不可欠かを特定し、この段階で重要度や優先順位を設定します。その後、バックアップの頻度、保存期間、保存場所(オンサイト・オフサイト)を明確にし、目標復旧時間(RTO)や復旧時点(RPO)といった具体的な目標立て、バックアップ計画を作成します。

次に、定期的にバックアップを実行し、複数のストレージに保存します。この際、クラウドや外部ストレージの活用が一般的です。また、バックアップデータが正しく復元可能かを確認するため、定期的にテストを実施します。これらの手順を実施することで、万が一の事態でも迅速な対応が可能となります。

バックアップの3-2-1ルールとは

バックアップ戦略を効果的にするために広く推奨されているのが「3-2-1ルール」です。

このルールは、オリジナルデータと2つのバックアップコピーを保持することを基本としています。これにより、1つのコピーが破損しても他のコピーで復元が可能となります。

また、バックアップは異なる種類のストレージ(例えば、外付けハードドライブとクラウドストレージ)に保存することで、単一の障害点を排除できます。

さらに、少なくとも1つのバックアップを遠隔地に保管することで、災害や物理的な損失に備えることができます。このルールに従うことで、データ保護の信頼性を大幅に向上させることができます。

ランサムウェアへの注意

ランサムウェアは、近年特に深刻な脅威となっています。感染すると、重要なデータが暗号化され、復旧には多額の費用が要求される場合があります。そのため、バックアップ戦略においてもランサムウェア対策を考慮することが必要です

ランサムウェア対策としては、まずバックアップデータをネットワークから隔離することが重要です。ランサムウェアはネットワーク内のすべてのデータを暗号化する可能性があるため、これにより感染拡大を防ぐことができます。

また、ウイルス対策ソフトの導入、ファイアウォールの強化、侵入検知システムの利用など、多層的な防御を構築します。さらに、定期的にバックアップを取り、その復元可能性を確認することで、ランサムウェア感染時の復旧をスムーズに行えるでしょう。加えて、社員が不審なメールやリンクを開かないよう、定期的なセキュリティ教育を実施することも欠かせません。これらの対策を講じることで、ランサムウェアによる被害を最小限に抑えられます。

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災害発生の初動を支援する!
【目的別】BCPツールの
選び方

BCPツールは、災害発生時に早期復旧できるような仕組みづくり・体制づくりに役立ちます。とはいえ「いろんな種類がありすぎて選べない!」という方も多いでしょう。ここでは、おすすめのBCPツールを3つの目的別にご紹介します。導入を検討している方は、自社の目的と照らし合わせながらチェックしてみてください。

公共交通機関・製造現場
混雑状況を瞬時に把握
定期訓練にも有効活用できる
BCP-PREP(アールシーソリューション)
BCP-PREP(アールシーソリューション)
引用元:アールシーソリューション
(https://bcp-prep.com/)
おすすめの理由
  • 混雑状況や人的リソースの確保状況をリアルタイムで一元管理し、適切な人員配置・リソース配分を支援
  • 本番同様の操作ができる訓練機能により、定期的な演習を通じてBCPの改善に活用可能
ケアサービス事業者
利用者の安否確認を重視する
Biz安否確認/一斉通報(NTTドコモビジネス)
Biz安否確認/一斉通報(NTTドコモビジネス)
引用元:NTTドコモビジネス
(https://www.ntt.com/business/services/application/risk_management/anpi/lp/kw02.html)
おすすめの理由
  • 災害発生時にスマホなど複数手段で安否確認を自動配信し、未回答者には最大5回までリトライ送信
  • 震度7の地震にも耐えるデータセンターで運用され、災害時の安定した連絡体制づくりを支援
不動産・小売事業者
災害時リアルタイムに
状況を確認したい
Bois(国際航業)
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引用元:国際航業
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