ランサムウェアは、システムやデータを利用しにくくし、業務停止や情報漏えいのリスクを生じさせるため、BCP対策でも重要なテーマです。被害が広がると、社内業務だけでなく、顧客対応や取引先とのやり取りにも影響が及ぶ可能性があります。
そのため、感染を防ぐことに加えて、万一の際にどう事業を継続し、どう復旧するかまで整理しておくことが重要です。
どのデータやシステムが止まると業務へ影響が大きいのかを整理します。顧客情報、受発注情報、会計データ、業務共有フォルダなど、優先的に守る対象を明確にしましょう。
端末やサーバーの管理、権限の見直し、ソフトウェア更新、アクセス制御、従業員教育など、基本的な対策を積み重ねることが大切です。特に、不審なメールや不正なファイルへの対応ルールを周知しておくことが重要です。
復旧に備えるうえで、バックアップの考え方は欠かせません。バックアップの有無だけでなく、復元できるか、重要データが含まれているか、復旧に必要な手順が整理されているかも確認しておきましょう。
感染が疑われる場合は、被害拡大を防ぐために、影響範囲の把握と隔離を優先します。慌てて通常運用を続けようとすると、被害が広がるおそれがあります。
情報システム部門だけでなく、管理部門、経営層、必要に応じて取引先や委託先へ連絡する体制を整えておくことが重要です。誰に、どのタイミングで連絡するかを事前に決めておきましょう。
すべての業務を同時に戻すのではなく、重要業務を優先して継続または代替運用へ切り替える判断が必要です。BCP上の優先順位がここで役立ちます。
どの端末やサーバー、共有領域が影響を受けているのかを整理し、復旧対象を明確にします。
主要システムが使えない間も、連絡や受注対応など最低限の業務をどう続けるかを決めておくことが重要です。
復旧作業は、事前に決めた手順に沿って段階的に進めることが大切です。いきなり全面復旧を目指すのではなく、重要業務から順に戻すと運用しやすくなります。
復旧後は、今回の原因や初動の課題を振り返り、運用ルールや教育内容、権限設定、バックアップ方針などの改善につなげましょう。
バックアップは重要ですが、それだけでは十分とはいえません。予防、初動対応、連絡体制、代替運用まで含めて整理することが大切です。
少なくとも、誰が判断し、どこへ連絡し、何を優先して復旧するかが分かるレベルまで整理しておくと、緊急時に使いやすくなります。
BCPツールは、災害発生時に早期復旧できるような仕組みづくり・体制づくりに役立ちます。とはいえ「いろんな種類がありすぎて選べない!」という方も多いでしょう。ここでは、おすすめのBCPツールを3つの目的別にご紹介します。導入を検討している方は、自社の目的と照らし合わせながらチェックしてみてください。

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