サプライチェーンリスク管理とは、仕入先、委託先、物流会社、外部サービスなどの停止が自社の事業に与える影響を把握し、事前に対策を行うことです。
自社が被災していなくても、取引先や物流網が停止すれば、商品やサービスの提供が難しくなることがあります。そのため、BCPでは自社内だけでなく、サプライチェーン全体を見た備えが必要です。
原材料や部品、商品を特定の仕入先に依存している場合、その仕入先が被災すると生産や販売が止まる可能性があります。
道路や港湾、倉庫、配送会社の被害により、商品や資材を届けられないことがあります。物流ルートの代替案を考えておく必要があります。
コールセンター、システム運用、製造委託、保守業務などを外部に委託している場合、委託先の停止が自社業務に直結することがあります。
業務で利用しているクラウドサービスや外部システムが停止すると、受発注、情報共有、顧客対応に影響が出る可能性があります。
まず、自社の重要業務を支える取引先や委託先を洗い出します。仕入先、製造委託先、物流会社、システム会社、クラウド事業者などを整理します。
各取引先にどの程度依存しているかを確認します。代替先がない、取引量が大きい、復旧に時間がかかる取引先は、リスクが高いと考えられます。
取引先が停止した場合に、自社のどの業務が影響を受けるかを整理します。生産停止、出荷遅延、顧客対応停止、売上減少などの影響を確認します。
重要な取引先については、代替先、在庫の積み増し、別ルートの物流、別サービスへの切り替えなどを検討します。すぐに代替できない場合は、復旧までの暫定対応も決めておきましょう。
緊急時の連絡先、報告方法、復旧見込みの共有方法を取引先と確認します。平常時から情報共有しておくことで、災害時の混乱を抑えやすくなります。
自社が直接取引している企業だけでなく、その先の仕入先や委託先が停止することで影響を受ける場合があります。重要な部品やサービスについては、可能な範囲で上流のリスクも確認しましょう。
代替先をリスト化していても、緊急時にすぐ対応できるとは限りません。契約、品質、納期、在庫、物流条件などを事前に確認しておくことが重要です。
災害時は、取引先からの情報が不足しやすくなります。被害状況、復旧見込み、納期変更、代替対応について、どの方法で共有するかを決めておきましょう。
サプライチェーンリスク管理は、BCPにおいて重要な取り組みです。重要な取引先や委託先を洗い出し、依存度、停止時の影響、代替手段、連携体制を整理することで、事業停止リスクを抑えられます。
BCPツールは、災害発生時に早期復旧できるような仕組みづくり・体制づくりに役立ちます。とはいえ「いろんな種類がありすぎて選べない!」という方も多いでしょう。ここでは、おすすめのBCPツールを3つの目的別にご紹介します。導入を検討している方は、自社の目的と照らし合わせながらチェックしてみてください。

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