リスクアセスメントとは、事業継続を妨げるおそれのあるリスクを洗い出し、それぞれの発生可能性や影響の大きさを整理して、優先的に対策すべき対象を明確にする作業です。BCPでは、どのような事象に備えるべきかを見極めるために欠かせません。
自然災害だけでなく、感染症、停電、システム障害、サイバー攻撃、取引先の停止など、複数のリスクを幅広く捉える視点が重要になります。
BCPを策定する際にリスクアセスメントが必要なのは、起こり得る事象を把握しなければ、どの対策を優先すべきか判断できないためです。すべてのリスクへ同じ重みで対応するのは現実的ではないため、優先度を整理する必要があります。
まず、どの部門や拠点、業務を対象にリスクアセスメントを行うかを決めます。全社で実施する場合でも、重要業務を中心に優先して進めると整理しやすくなります。
地震、風水害、火災、停電、感染症、通信障害、情報漏えい、サイバー攻撃、サプライチェーンの寸断など、事業継続に影響する事象を幅広く洗い出します。過去のトラブルや業界特性も踏まえることが大切です。
各リスクがどの程度起こり得るのかを整理します。厳密な予測よりも、自社の立地や業種、設備環境、取引構造に照らして現実的な評価を行うことが重要です。
リスクが発生した場合に、売上、顧客対応、供給責任、信用、法務対応、従業員の安全などへどの程度の影響が出るかを確認します。発生確率だけでなく、発生時の影響の大きさを丁寧に見る必要があります。
発生可能性と影響度をもとに、優先的に対策すべきリスクを整理します。すべてを同時に対策するのではなく、重要度の高いリスクから順に対応することで、現実的なBCPにつながります。
優先順位が高いリスクについて、予防策、初動対応、代替手段、復旧手順を整理し、BCPへ反映します。評価結果は一覧表などにまとめておくと見直しや共有がしやすくなります。
BCPでは地震や台風に目が向きがちですが、システム障害やサイバー攻撃、人的不足も重要なリスクです。自社に影響する事象を広く捉えることが大切です。
営業、製造、総務、情報システムなど、部門によって重視するリスクは異なります。複数部門の意見を取り入れることで、偏りの少ない評価ができます。
部署ごとに基準がばらつくと比較しにくくなります。発生可能性や影響度の評価基準をあらかじめ決めておくと、全体を整理しやすくなります。
進め方には幅がありますが、BCPでは業務影響の整理と並行しながら進めることが多く、互いの結果を補い合う形で整理すると実務に落とし込みやすくなります。
はい。組織変更や設備更新、取引環境の変化があれば、想定すべきリスクも変わるため、定期的な見直しが重要です。
BCPツールは、災害発生時に早期復旧できるような仕組みづくり・体制づくりに役立ちます。とはいえ「いろんな種類がありすぎて選べない!」という方も多いでしょう。ここでは、おすすめのBCPツールを3つの目的別にご紹介します。導入を検討している方は、自社の目的と照らし合わせながらチェックしてみてください。

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